精密部品、自動車部品の洗浄時の不良品を減らす
「くねくね洗浄カゴ」バネ、線曲げ加工のプロが開発
金属バネ・線曲げ加工のプロ、共進発条株式会社(名古屋市南区弥次ヱ町五丁目12番20 代表取締役 長谷有希)は、「金属の線曲げ加工と溶接の技術を活かしてくねくね洗浄カゴ」を開発し、事業化を目指します。
■開発背景
近年、工業界においては労働人口の減少にともない、技術力を持ったベテランの職人も減りつつあります。線曲げ加工、溶接までを一貫して行える工場も少なく、工程ごとに外注に依頼するケースが増えております。当社におきましては線曲げ加工、溶接の職人と社内でワンストップにて工場設備の製造が可能であり、線曲げの加工はバネメーカーならではの高水準の精度が実現できます。
当社では、新しい工場設備「くねくね洗浄カゴ」を開発。今までの洗浄カゴでは部品をひっかける場所が限られており、洗浄時に部品が接触し不良品が発生することが問題になっていました。そこで洗浄カゴを複雑な形状に曲げることにより不良品率の低下を実現した製品です。
■「くねくね洗浄カゴ」とは?
日本の製造業のものづくりに貢献したい思いから「くねくね洗浄カゴ」はスタートしています。不良品率を減らし、当社ワンストップで製造される「くねくね洗浄カゴ」は、従来の他社製品に比べてコストダウンを実現しております。また、工場ごとにオリジナルで製造される「くねくね洗浄カゴ」は医療品、自動車産業など高い精度を求められる工場に導入実績があります。バネ、線曲げ加工の高い技術力で製造されています。
[くねくね洗浄カゴの特長]
バネメーカーだから実現できた精度
医療品、自動車部品などの精度が求められる生産ラインの機械は近年、労働人口の減少にともない、工場の無人化、効率化を行うため、設備へ投資が活発に行われています。それに伴い、洗浄カゴも高精度が求められてまいりました。当社のバネを製造時のノウハウにて寸法公差±0.5mmの精度を実現しております。曲げのノウハウがない企業が制作した場合、±1.0~2.0の精度しかだすことができません。当社にはマイクロスコープなどの検査用設備があり、製品の検査体制、製品の精度をデータとして確認が可能です。
工場・設備機械ごとに合った形状を追求。
「くねくね洗浄カゴ」では、これまで経験によって製造されてきた洗浄カゴを科学的なものに置き換えます。工場ごとに求められる品質、精度を担保し、取引先との密接な関係を築くことにより、不良品率、製造効率など様々なデータを収集し、製品の改善を進めてゆきます。
低コスト・短納期を実現します。
線曲げの加工技術、溶接の技術、設計企画を社内で一貫して行うことにより低コスト短納期を実現しています。製造工程ごとに外注に出した場合に比べ、約20%のコストダウンを実現しています。
製品には保証書がついています。
納品時に保証書をつけることにより、お客様に安心を提供いたします。工場稼働時に洗浄カゴの不具合は生産ラインのストップなどに直結しかねない事態なります。当社では迅速な修理対応、製品に対する保証を行うことにより、導入された工場の生産を支えてまいります。